食事をしたり、気になるって言ってきたり。
あの藤浪専務が? と、信じられないことばかりだったから、戸惑っていたもの。

穏やかな表情で見つめてくる専務。
指はわたしの後ろ髪を弄っている。

「あの……」

「なんだ?」

「えっと……また名前で呼んでみていいですか?」

わたしがもじもじしながらそう訊くと、専務は顔を近づけた。

「いいに決まってるだろう」

わたしは頬を赤らめて専務を見つめた。そうしたら色っぽい視線が返されて。

「優奈」

「静希さん」

ほぼ同時に呼び合うと、お互い微笑んで唇を重ねた。

素敵なホテルと素敵な恋人。専務と過ごしたはじめての夜のことでしばらくぽうっとしてしまいそうだ――

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オフィスラブ  専務  年上  優しい  溺愛  OL  ときめき 

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