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藤浪専務と付き合うことになってわたしが浮き浮きしている間に、悠悟と姉も付き合いはじめたようで、姉が気恥ずかしそうに電話で教えてくれた。

「優奈にはちゃんと報告しなくちゃって思ったの」という姉の言葉を聞いて、わたしの心は温かいものでいっぱいだった。

わたしも恋人ができて、それは専務だと報告したら、盛り上がってそこから二人で長電話になり、専務がどれほどかっこいいかを力説しておいた。

そして、過ぎていく毎日は優しく穏やかで。

専務と予定を合わせて過ごす週末は楽しみ。
外へ出掛けたり、専務の部屋へお邪魔したり。

予想していたけれど、専務の住んでいるマンションは綺麗で広くて素敵だった。

仕事が忙しくてどうしても会えない週があるけど、そういうときは電話をしてくれる。

最初だけじゃなくて、専務はいつもわたしのことを考えてくれた。

専務は会社で堂々とわたしに声をかけるけど、こちらはハラハラして仕方なかった。

噂になったりして、社長の耳に入ってしまったらどうしようって。

だけど勤務後に『専務室に来てくれないか』と電話で呼ばれてしまうと、やはり会いたくて行ってしまう。

専務の秘書は色々と気づいている感じ。

わたしと専務が二人で帰っていくのを見かけた社員は、あれ? と思っているだろうな。

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