***


週が明けた朝はすっきりしないものだった。

でも会社には行かなければならない。
それに仕事をしたほうがいいのだと思う。
休日なんてあるから辛いことや悲しいことをいちいち考えてしまうんだ。

わたしはベッドから起き上がり、会社へと行く準備をはじめた。


公園からわたしがいなくなったあと、悠悟は姉と二人になって何かを言っただろうか。
気になるけど直接は聞けない。

出社してすぐ、悠悟と目が合う。
むすっとした顔だった。立ち上がった彼は自分のデスクから離れ、わたしのデスクまでやってくる。

「お前なんで土曜日ひとりで帰ったんだよ」

そう言われると思っていたわたしは一呼吸おいてから答えた。

「お姉ちゃんにメールしたでしょ? 友達に誘われちゃったって」

悠悟は座っているわたしの横から顔を覗きこんできた。

「久々の三人だから飯でもおごってやろうとしてたのに」

整ったその顔はやはりどこか不機嫌。

「しょうがないじゃん、どうしてもって誘われちゃったんだから……。それより、ちゃんとお姉ちゃんのこと元気にしてくれた?」

悠悟は視線をそらして曲げていた腰を戻した。

「焼肉屋行ったらたんまり食ってたし。あいつ傷心じゃねえだろ」

「お姉ちゃんは食欲が無くなるようなタイプではないからね。でも、ちょっと疲れてたと思う」

悠悟の横顔を見てそう言うと、視線がちらりとわたしに向いた。

この作品のキーワード
オフィスラブ  専務  年上  優しい  溺愛  OL  ときめき 

感想ノートに書き込むためには会員登録及びログインが必要です。