あなたを待っている
6
ソファーからベッドに移動し明け方近くまで飽きることなく何度も瑞穂を抱いた。

目が覚めると胸に抱いたまま眠ったはずの瑞穂がいなくなっていた。

もう11時30分。

いつも通り俺より先に起きて一生懸命、飯を作ってくれてるんだろうな。

ベッドルームを出ると、瑞穂は予想通りキッチンで料理をしていた。

『大ちゃん、おはよっ。よく眠れた?』

『瑞穂、おはよう。眠れたよ。瑞穂は?』

『うん、眠れたよ。お腹すいて起きちゃったの…。大ちゃん、お腹すいてる?』

『うん。飯は何?』

『ロールキャベツだよ。』

俺の好きなものを一生懸命作ってくれる瑞穂が、愛しくて仕方ない。

俺はキッチンまで行くと瑞穂にキスをしてから

『俺が持っていくよ。』

そう言って、できあがったものをテーブルに運んでいく。

準備が整い瑞穂が俺の隣に座る。

一緒に朝昼兼用の食事をとる。

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