Muse〜ただ一人の女神〜
【圭人side】

「あの、佐々木くん。
ちょっとお話ししたいんだけど、良いかな⁇」

「なに⁇」

あー。めんどくさい。

つーか。お前、誰だよ…w

「わたし、隣のクラスに転校してきた、
神崎 英玲奈って言います。
ファッションショーがあるって聞いて…
あの、突然なんだけどもしよかったら、モデルやらせてもらえないかな⁇」

あー。俺、自分の事可愛いって自覚してる女、苦手だわ。
それに、モデルはもう決めてるし。

チラッと横目で美織を盗み見たら、こっち見ながらなんか泣きそうな顔してるし。
あー。やばい。
何あの顔。可愛すぎだろ。

美織は可愛いとゆうよりは美人だからな。
美人過ぎて、周りの男が高嶺の花扱いしてるから、本人がモテてる事に気付かないのが不幸中の幸いだな。
あいつは自分の背が高いからモテないと思ってるみたいだけど。
そんなとこも、可愛いんだよなー。

「悪りぃ。モデルはもう決めてるから。」

「あっ、そっか。そうだよね。
急に変な事お願いしてごめんね。」


「いや。」

「あ、あの、また、お話ししにきても良いかな⁇」

「まぁ、別に構わないけど。」

そんな上目遣いされても…対応に困るわー。
美織にされたらいちころなんだけどな。
って俺ちょっと頭イタイ奴じゃんw

美織が可愛いのが悪い!って事にしとくか。
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