学生時代の俺の学力についてだが、平均だった。

馬鹿でもなく、だからと言って優秀という訳でもない。

どこまでも普通の頭をしていた。

クロエは何やらとんでもない優秀な頭をしていて、そのクロエから教えてもらっているところもあるからだろう。

俺だけならきっと成績すら馬鹿だった。


「あんた大学行くんでしょ?休みの日なのにぐうたらしててどうすんの」

「休みの日なのにぐうたらしなくてドーすんの」

「…あんた、受験生って自覚あんの?」

「あのデスね、オチャッカ。ワタシ、大学受験は中学の段階から既に行ってきてマス。この時期から必死こいて勉強するようではダメダメ子さんでゲス。ダイジョブでス!ワタシ楽勝で合格出来まスノデあるからシて、今はスピードミントンに熱中出来るのでゴザイ」


本当に大丈夫かなあ…。


「落ちて浪人しても知らないっすからね」

「アウンこそ、将来、忍法・綱渡りの術であたふたしても知りませんからネ」


ヒモってことかこの野郎。


「と言うか、アナタの方こそ進路はダイジョウブなんでスカ?何したいカとか、決まってマス?」


そこを突かれると痛い。

脇腹を思い切り殴られたような痛さだ。


「……決まってない」


自分が何をしたいのか分からない。

自分が何をすべきなのか分からない。

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