翌日からの部活。

ゲンキはいつも通りに参加し、いつも通りにナンパとのダブルスで俺とハジメのコンビに、手加減なしの点差をつけて勝利。

その後すぐに、ダンと二人でトレーニングルームに向かってゆく。

十六時になると、昨夜言っていた通り、早くに部活を切り上げて、一人病院へと向かう。


皆はその背を、いつものように、専門校に送り出す時のように見送れなかった。

夕焼け空の下、制服姿で校門へ駆けるゲンキの足取りが、専門校へ行く時のそれとは、比べ物にもならないほどに、速かったからだ。

踏み込む一歩が大きい。

その一歩の大きさが、ゲンキの寂しさや、悲しさや、不安の大きさを表しているようだった。



そんな日々が、二週間続いた。

ゲンキは日が経つにつれて、遅刻が多くなり、部活を切り上げる時間が早まり、そして、この一週間…志士頭学園に登校しなくなっていた。

寮にも帰らず、実家と病院の行き来を繰り返していると言うことをナンパが言っていた。

ナンパの実家にまたしばらく泊まるか、と提案したそうだが、ゲンキは今回、それを断り、実家で一人、黙々と過ごしている。


ナンパはゲンキがいない間、ツルカとのダブルスで部活や練習試合に参加し、時々、ゲンキと同じようにトレーニングルームに籠もって一人でトレーニングを積んでいる。

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