「じゃあ、まずは、豆を何度か洗って、虫食いなんかを取り除く作業から始めるよ」


俺達は四班に分かれて作業を開始した。

ゲンキの一人。ナンパ、ダンの二人。俺、ハジメの二人。クロエ、ツルカの二人。の四班。

ゲンキは班というより単独だった。


ゲンキの家にあるエプロンと三角巾をして、それぞれ厨房にズラリと並ぶ。

台所には蛇口は二本あるが、それじゃあ足りない。

ので、二班は隣のナンパの家で豆を洗うことになった。


厨房に残ったのは、俺とハジメとゲンキの二班。

三人並んで豆を大量の水で数回洗い、虫に食われた豆を選別し、厳選してゆく。

厳選作業は畳の部屋で座りながらだ。


「なんつーか…目がショボショボする作業ばい」

「頑張れよ、腐ってもテクニック型の選手だろ」

「腐っとらん」


目を擦りつつ反論するハジメ同様、激励する俺自身、目がショボショボして目を擦る。

夜に来たからと言うのもあり、いつもなら軽いストレッチをして寝てる時間だ。

眠くもなる。

欠伸(あくび)も出てしまう。



豆の厳選作業を終えると、俺とハジメの班の豆をボールに入れ、ゲンキもゲンキで自分の分を他のボールに入れて、それらをまた台所へと持っていった。

俺とハジメが立ち上がると、ゲンキが手でそれを制する。


「いいよ。今日はもうこれでおしまいだから」

「おしまい?」

この作品のキーワード
学園  恋愛  部活  ファンタジー  日常  高校生 

感想ノートに書き込むためには会員登録及びログインが必要です。