翌日。

各校、次々と勝敗が決まり、会場の盛り上がりはその度に大きなものとなっていった。

今までの大会の中で、今年の国際大会は一番の盛り上がりだろう。

選手達も、観客達も。

中等部の選手達も参加している。

高等部から応援に来てくれた同級生や先輩達もいる。

ヘルガ・ヴィッチやバンジョーもいるし、花詩の従業員も、休みの人が数人来てくれた。

爺ちゃん先生も、俺達から見える席についてくれている。

志士頭を応援してくれる見知らぬ人々も。


俺達は、それらの歓声を受けて、ここまでやってきた。


遂に訪れた決勝戦。

昨年と同じカード。

ドイツ対志士頭。


やはり、今年もドイツのチームは激しく厳しい暴力的な戦法で勝ち抜き、俺達の前に現れた。

昔、ダンが所属していた強豪チーム。

如何なる選手も凶悪な力で捩じ伏せ、昨年、志士頭もダンの負傷により棄権負けしている。

あの後、ダンはどんな想いで俺とツルカとクロエの入学を待っていたのだろう。

この最高のチームで勝つと宣言するまでに、どんな想いで歩いて来たのだろう。

ナンパも、ゲンキも、ハジメも。

皆どんな想いで、今この場にいるんだろう。


分からない。

でも、俺にだって皆と共通している想いがある。

勝ちたい。

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