その時が、オチャッカがワタシ達に、テリトリーに入る事を許してくれる瞬間です。

彼を見守り、見放さないことで、彼に、ワタシ達は無害であることを証明するのです。

彼のテリトリーに入ったその後は、そこから出なければ、彼はまたいつものように、ワタシ達と楽しくスピードミントンをする筈です。


誰もがその言葉に頷いた。

今は、何もせずにいよう。

励ますことも、慰めることもせず、アウンが何も気負うことなく一人でいられる時間を増やそう。

皆頷いて、それぞれの寮に帰ってゆく。


ただ一人、その会話でひたすら聞き役に徹していたハジメだけは、決して頷きはしなかったが。

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