【完】あんな美容師に騙されない!

至って、普通のポイントカード。





勿論友達紹介すれば、30%引きなどの宣伝も入っていた。






私が目に入ってきたのが、ポイントカードとは別の1枚の紙だ。






それを手に取ってみて、開いた。




その内容は、
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美容師 高木旭だ。

あんたには、明日ベニに来てもらう。

あんたが、俺を変人扱いしたお詫びをして貰う。

明日、10時にベニに来い。絶対だ。

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と書かれていた。



「はあ?明日?なんで行かなくちゃ行けないのよ」


私は、ガタッと椅子から立ち上がった。





あんなボサボサ頭に騙される所だった。




指遣いが良い、笑顔がステキって一瞬でも心の中で思った自分がバカバカしい。





あんな美容師に騙されてたまるか!




カバンから携帯を取り出して、望の連絡先を探していた。




「あーあーむかつく。望に電話しよう」



私は、あの丸いメガネでボサボサ頭に
この日、もう絶対騙されないと誓った。
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