千年姫の幻想界




──ねぇ……。




これが、運命が別れる合図だったなんて……いったい誰に分かったでしょう?


私がしゃんとしていたら…
お母様や姫様だったなら…


貴方を、苦しませる事なんて無かったの……?
貴方を、死の淵に追いやらずに済んだの……?


あの時私は…どうすればよかったのですか──?

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