あいつが突然、俺の前に現れたのは小学校3年のとき




別のクラスの友人を訪ねたときに見知らぬ顔の女生徒が友人の隣の席に座っていた




この時点ではまだなんとも思ってはいなかった




ここよりも田舎から越してきた彼女は、なんというかおっとりしていて、いつも自分の席で静かに本を読んでいて、大人しいやつだなって思ってたけど




ある日、不意に笑った彼女の笑顔がたまたま視界に入り、初めて胸の動悸というものが加速したのを感じた




それからというもの、彼女がやたらと俺の視界に入ってきては鼓動が加速する毎日で、なんとかして彼女を見ないようにしようとしたが、どうやっても彼女はいつも視線の先にいる




この感情が恋というものに気付くのはまだまだ先で、その当時は原因不明の心不全で俺は悩まされていた




まぁ、それが恋だということに気付いたとしても、知り合いでもなかった彼女に話しかける勇気もなく、念願の同じクラスになった6年生になるまで、彼女を見ていることしか出来なかった







この作品のキーワード
幼なじみ  プロポーズ  一途  ストーカー  不器用  好き