「愛しているよ。僕の死神。」

そんな言葉を吐いた。

何度も彼女に伝えたかった
それを僕は今伝えた。
吐いたというほうが本当に
正しいのかもしれないけれど。

だけど僕は笑った。

彼女は笑わなかった。
笑ってくれなかった。

顔を耳まで真っ赤にして、
彼女は泣いた。

泣かないで、僕の死神。

僕がその言葉を伝える前に

彼女は、僕の死神は、

自身の持つ自身の鎌で、
彼女のアイデンティティ、
その鎌は、
僕を貫いて離さなかった。

僕は死神を抱きしめる。

彼女は鎌を離さない。
僕は彼女を離さない。
彼女は僕に話さない。

「ねえ、どうしてこうなっちゃったんだろうね。」

答えてくれない彼女。
僕を殺しかけている彼女、
それですら僕は、
いとおしく感じてしまう。
愛を感じてしまう。

彼女が発した言葉は懺悔。
そんな言葉聞きたくない。

「ねえ、僕の死神・・・、


さようなら。」

やっぱり僕は笑った。
やっぱり僕の死神は、
泣いていた。

笑ってよ、僕の死神。

この言葉は最後君に・・、

伝わりましたか?

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死神  シリアス  悪魔  高校生  運命  相思相愛  溺愛  片想い  美形 

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