「ねえねえ」


彼女は、くるりと振り返った。

白いワンピースのすそが、柔らかそうに膨らんだ。


彼女、と言っても、幼い女の子だ。

小学生の年齢は、ぼくにはよくわからない。

8歳くらいかと訊いてみた。

何歳でもいいでしょと、そっけなく返された。


「子ども扱いしないで」


いや、どこからどう見たって子どもだろ。

なんてね。

こっそり笑ってたら、黒い大きな目に見つめられた。

きれいな顔をした子だな、と思う。


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