「あなたは、何歳?」

「ぼく? 17歳だけど」

「ほとんど大人なんだね」

「大人じゃないよ」

「でも、背が高くて、大人みたいだよ」

「体だけは、ね」

「なのに、泣くんだね」


やっぱり、見られてたんだな。

忘れてくれていいのに。


あの日も、今と同じ場所にいた。

公園の片隅の桜の木の下にいた。


ぼくは初め、彼女に気付かなかった。

ひとりきりだと思っていたんだ。


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氷川真紗兎  好き  切ない  公園  友達  失恋  fan 

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