珠洲が怪訝そうに眉を顰めて私を睨む。

「・・・」


―― 珠洲
  あなたと違って私は大変なのよ



・・・



うちのママは時々、おかしくなる。
狂ったようにショッピングに明け暮れて、お金を使い果たす。

パパが限度額の設定とか色々と対策をしてくれているけれど
ママがいつ、怪しいところから借金をするかわからない。

だから私はなりたくもないのにファッションモデルになった。
何かが起きても、自分で自分の身を守るために…。

もちろん
私がそんな理由でモデルをしている事は、誰も知らない。


――そんなこと
珠洲、あなたのような子には
 想像もできないでしょう?



そして
昨日、ママがまたブランド品を山ほど買って来た。

おかげで私は、
不安から逃れるために
また仕事を増やさなくちゃいけない。



―― こんな日がいつまで続くのだろう

 私は今 絶望の淵にいる…

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学園  令嬢   

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