「ハァっ……」


社長室のソファで、大きな溜め息を吐くアラン。


日本に着いて、空港から直接ここに来た彼だったが、その口から出るのは溜め息ばかりで。



「大丈夫だよ、アラン。もうすぐ来るから」

「心配ない。何せ迎えに行ってるのはうちの敏腕秘書だし」


そんなアランに声を掛けるのはそれぞれ別のソファに座った博人と修哉の二人。



「美智子ちゃんもいるしねぇ…」

「おまけに、今回もロールスロイス」


余裕の笑みで頷く博人へ修哉がニヤリと口角を上げた。



「……わかってるよ。君たちには本当に感謝してる。――問題なのは私の方なんだ。どうしたら結香に許してもらえるのか」


ソファの背もたれに頭を投げ出し、再び大きく溜め息を吐き出すアラン。



「――簡単な事だ、」


そんな奴に、シースルーデスクのこちら側から低く呟く。



「只ひたすらに許しを請うのみ」



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溺愛  イケメン  甘々  社長 

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