一途な彼と不器用彼女①

*王霸との出会い*

*蒼依side*



やっと学校にたどり着いた。


家からここまで5分なんだけど蒼兎と優依の保育園と学校が真逆だから通学時間はかれこれ30分かかるから疲れる。


けど保育園は変えない。


あそこの先生方すごくいい人達だから。


ほら母親が幼いと嫌な目をする人とか。


多くいると思うんだよね。


でもその保育園の先生は嫌な顔せず。


優依や蒼兎の面倒を見てくれる。


それに私に「気を付けてね?」って毎回声かけてくれる所とか。


本当にいい人達なんだなって実感するの。



なんて思ってるともう下駄箱の前にいる。


でも下駄箱を開けるのめんどくさいんだよね。


だって私みんなから"悪魔"って呼ばれてるでしょ?


だから私に嫉妬した女子が私の下駄箱から何からなんまでグチャグチャにするのよ。
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