誘惑したくなる上司の条件


家に送り届けるんだ。

最初は期待なんかもしたさ。


家に上がり込んでそのまま…なんてなったりするのかな?って

だけど

そんな期待は必ず「ご苦労様ー、お帰り下さ〜い」の一言で打ち砕かれるんだ。


酔ってる時の彼女の言葉遣いなんかは

最早、先輩と後輩なんかじゃない。

ご主人様と召使い並みだ。



でも、なぜか嫌じゃなかった。

嫌なのは

御守役が誰かに代わってしまうことだ。


なんとなく

俺が面倒みてやんなきゃいけないんだなー。

なんて

考えていた若かりし頃の俺。

その後、ずっと御守役をする事を知っていたら

もしかしたら

どこかで引いていたかもしれないな…


と、たまに思うこともある。





*気になる後輩は美人だけどPart2 終 *




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