【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく

どんなに寒くても心は

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「うおお!!寒い!!」


外に出た結はブルッと身体を震わせて絶叫した。

思い切り扉を閉めると、ガラガラという音が辺りに響いた。

辺り一面、雪景色。

歩くたびにサクサクと音がする。

初めてここに来た者はこの雪を喜んだものだが、何年も住んでいる者には厄介でしかない。

雪かきだって大変なのだ。


「うおおー!」


「何、煩いんだけど」


背後から文月が早速肩についた雪を払いつつ言う。


「仕方ねーだろ寒いんだからよ!」


「露李ちゃんたちが起きる前に雪かきやろうって話じゃなかったの。その声で起こしたら本末転倒だけどあんた」


そう、この先輩組が提案したのは神社の雪かきだ。

何とも平和なイベントのように聞こえるが、雪を舐めてはいけない。

この神社の世話をする巫女は露李と海松だが、二人がするにしてはあまりにも辛い仕事だとして買って出たのだ。

疾風、理津、静の後輩組は結界の見回りに行っている。

そしていつものように水無月は露李にべったりだ。

正直この役割分担は結たちもよく分からないが、水無月に反論を申し立てると面倒なので言わない。


「だってお前、二月だぞ。寒いんだぞ、いいか、寒いんだよ」


文月の肩を持って諭すように言ってみるも、文月は全く動じない。

それどころか「うわ近いなぁ野郎に距離詰められても嬉しくないんだけど」などと嫌そうに顔を背ける始末だ。


「疾風じゃないんだからさぁ。寒がりはあいつのキャラでしょ、キャラ立ちしないからってパクるつもりか知らないけど俺はお勧めしないよ?」


「好き勝手言いやがって…」


とうとういじけた結に文月は溜め息をついて雪かきの用具入れから必要なものを手渡し、自分はさっさと仕事を始める。

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