俺たちの妹・2

日向side…

彩さんと会う前日から美晴の様子がおかしかった。

いつもはリビングに入り浸る美晴が自分の部屋に籠っていた。

何かをしてるのかとも思ったけど、俺の嫌な予感が働いた。


コンコンコン

「美晴?」

「………………」

返事がない……


カチャ……

俺はそっと美晴の部屋のドアを開けた。


そこには、ベットに蹲る美晴の姿があった。

「美晴っっ‼︎」

思わず駆け寄ると、少し顔色の悪い美晴が眠っていた。

「良かった……」

発作かと思っていた俺は思わずホッとした。


呼吸が少しゼィゼィしているから、発作に繋がるかも知れない。


そっと額に手を当てると熱はなさそうだった。

俺は、そっと、みぃの部屋を出た。
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