くの一反省帖〜お殿様を守れ、オー!〜

いざ出発

色々あったが狭霧、朧、白雪の3人で荷物をまとめて下山。

考えてみりゃ里から出た事無い3人…大丈夫か?

「地図もらったし行くとしますか」

朧が何気に仕切ると

「アンタどうやって城下まで行くつもり?」

白雪…十兵衛の前ではおしとやかやったのに何か感じ違うぞ。

「それよかどうする?城下まで7、8里ありゃせん?そんなに歩いたら死ぬぅ~間違いなく」

腹が減る事はしたくないってのが狭霧の本音。

「田島のおっさん間違い無く忍を誤解しとるんやろうな…」

「まぁ朧の言うとおりやね…大体どうやったらあんな人間離れした事できると思いようったろうか?」

「大体あたしらの事落ちこぼれ扱いしよるけど頭が忍術使うとこやら見た事無いし」

3人は好きな事言って山を降りた。
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