深く沈む心臓。
壊れたパソコン
仕事開始。

10センチのヒールを
履いて、
来店した、
お客様に笑顔で対応をする。
マニュアル通りにしか、
動いてない私。

それが楽で仕方なかった。

職場の人は、
『大変だったね。』
『辛かったね。』
作られた言葉を告げられてる気がした。

笑顔で
『大丈夫ですよ。』
これで完璧だった。

ひねくれてると言うよりも、
歪みまがった人間そのものだった。

仕事が早く終わって欲しくて、
黙々と作業をこなした。

そして開放される時間になり、
私は帰路についた。

お風呂にすぐ入り、
スマホを手に取った。
なにも面白くない。

ため息をつきながら、
立ち上がり、久しぶりに
本でも読もうとした。
本棚の上に壊れた分厚い
パソコンがあった。

それを見た瞬間に、
久しぶりにネットをしたくなった。
持っていたタブレットを手にとり、
電源をつける。

ネットと言ってもゲームや
ブログを見るわけでもない。

某有名な配信サイトを見る事にした。

配信してる人が画面に流れてきた、
コメントを読んで、
それに対して答える。

『どんなコミュニケーションだよ』
私はそう思ったが、
なぜかその配信を最後まで見てしまっていた。

その日は、寝るまで
某有名な配信サイトをつけていた。
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