誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜

「何笑ってるの別に私、彼氏と…」
「相手は川嶋…さん?じゃないですよね」

新井課長が笑いながら聞く。

「そんなわけないでしょっ!あいつを男だと思ったことなんて一度もありませんからっ!」

「なら良かった…」

良かった?


そうか…


そういえばうちは社内恋愛禁止だった。


だよね…もしもこの人に真島課長との事を知られれば…


「それなら、俺にもチャンスはありますね?」


「へっ?」



新井課長の言葉が理解できなくて、またもやプチパニック。



「勿論、うちの会社が社内恋愛禁止なのは分かっていますけど…

今朝、オフィスで

振り返った果穂さんを見た瞬間に

初めて経験しちゃいました」


「な、何を…?」

私の問いにさっきまで笑っていた新井課長がふと真剣な表情になる。


「一目惚れってやつですよ」












なにーーーーっっっっ‼‼‼‼⁇⁇⁇‼‼‼‼






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