石畳の坂道と階段
深く入り組んだ形の港
教会の鐘の音と
行き交う船の汽笛
異国情緒のただよう町 長崎
オラニエ坂の上にある小さな大学で
二人が出会って
そして回り始める物語
◇
大学生協ショップ書籍部店員
瓜生 野乃花(28)
[URIU, Nonoka]
×
県立大学ドゥーフ校 郷土史学准教授
道富 丈(35)
[MICHITOMI, Jo]
◇
わたしが恋に落ちたのは、きっと、
覚えていないほど最初の一瞬で、
わたしが恋に気付いたのは、確かに、
悲しいほど醜い、この心根のせいだった。
◇感想ありがとうございます◇
紅季華さま
ナキムシさま
わたママさま
伯龍さま
涼川 凛さま
♡shion♡さま
目次
- プロローグ◇赤絹、出会い
- 第一章 野乃花◇卯月、始まり
- 第二章 丈◆崎陽、昔語り
- 第三章 野乃花◇鼓動、高鳴り
- 第四章 丈◆哀惜、解けず
- 第五章 野乃花◇恋情、交らず
- 第六章 丈◆均衡、ゆらり
- 第七章 野乃花◇花火、物憂し
- 第八章 丈◆嵐夜、祈れり
- 第九章 野乃花◇抱擁、愛し君
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