バラバラスクリプト

悲劇を演じる喜劇の役者

いってしまった僕の神よ

貴方のいない世界は
まるで役者しかいない舞台のよう

そう
意味が無い

今や悲劇に変わったこの舞台では
狂気とも取れる愉快な歌を歌い
壊れたように踊る僕

分かっちゃいるが止まらない

これは僕の意思では無い
それは貴方の意思でも無い

ならば僕が踊る意味などありえるものか
有り得てはいけないのに


笑い声

僕しか知らない悲鳴

もう手足を縛るのは止めて
ましてやお前のような人になど

僕も神のように
壊してくれて構わないのに


『さあさあ　みなさん！
今日は新しい神様が
いらっしゃったようですよ？
皆様にご紹介いたしましょう！』


汚い声で天から響く

神を壊した 新しい神