同・棲・同・盟!
「ぎゃっ!!」

なぜ日田さんがここに!?

扉はスモーク加工されているから、私の裸は日田さんに見えるはずがない・・・ていうか、浴槽に浸かっているから、私の姿は日田さんに見えるはずないんだけど、扉の向こうに日田さんのシルエットが、ぼんやりと見えるーっ!!

私たちの境界線は扉一枚だけ。
しかも私は素っ裸で、扉の向こうにいるのは・・・憧れの上司!

ドキドキせずにはいられないでしょー!

「大島?」
「ふ、ふぁい!?」

緊張して声が裏返っちゃったぁ!

もしかして、もしかして日田さん・・・。

『俺も入っていいか?』
『え?』
『いいだろ?一緒に入ろう』
『え!ちょっと待って・・・!!』

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