同・棲・同・盟!
「・・・ぅ、ん・・・・・あ・・・・きゃあああ!」

・・・夢、か。

私が、バクバクうるさい鼓動をなだめるように、左胸に手を置いて、荒い息を整えていたとき、「大島っ!」と私を呼ぶ低く頼もしい声が聞こえた、と思ったら、ドアが開いて日田さんが駆けてきた。

「おまえ・・大丈夫か?」
「あ・・はい。すいません。日田さんを起こしてしまうくらい、大きい声出しちゃって・・・」
「気にするな。それよりどうした。何かいたのか?」と日田さんに聞かれた私は、ブンブンと顔を横にふって否定した。

「怖い夢でも見たか」
「う・・・はぃ。か、火事の・・・」
「そうか・・・大島、俺を見て」

私は、その優しい声音につられるように、日田さんが言うまま、俯けていた顔を上げて、日田さんを見た。
かがんでいる私を見ている日田さんと、上体を起こしている私の目線が、かなり近くで合う。

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