狐と嫁と溺愛と
鬼ヶ島
9


海沿いの温泉街。



途中で大きなエビフライをお腹いっぱい堪能して。



やってきました、鬼ヶ島。



「大きな旅館…」

「相変わらず繁盛してんな〜」

「お、鬼さんは…ここで働いてるの…?」

「この地域一帯を仕切ってるって言えばいいか。とりあえず、会えばどんなやつかわかる」



ドキドキしながらチェックイン。



女将さんが美人で、従業員の教育もすごくされてる気がして。



「お久しぶりでございますね、妖狐様」

「何年ぶりだろうな」

「12年前のお正月ぶりですよ」

「そんなになるか」

「今呼んできますね」



女将さんと親しげな大河さんに、疑惑の目。



まさか昔の女とか…?



「美人だろ?あいつも鬼だぞ。友人の嫁」

「えっ⁉︎鬼さんは結婚してるの⁉︎」

「あぁ、子どももいるしな」

「そうなんだ…」



よかった…。



大河さん、モテそうだから心配だよ…。



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