冴えない彼はメガネを外すとキス魔になります!
進藤と仲直り
例の送別会の後、進藤の存在が大きくなって意識してしまってる。

進藤がキスなんてするから…


そんな私よりも進藤が明らかに私を避けてる。
すれ違っても挨拶はするけれど目は逸らしたまま。
職場では必要以上に話しかけて来ないし、お昼も一緒に食べてない。


なんなの…あんな事しておいて!


最初は怒りが沸々と湧いていたけれど、時間が経てば経つ程、不安にも似た気持ちになる。
1週間が経ち、週末、いつものように今日子から『246』に集合がかかった。


なかなか返事をして来ない進藤に今日子が「進藤は絶対出席ね。」と個別にLINEしていたようで、私達が店で飲み始めてから1時間後に『246』にやって来た。


「来た来た!」

今日子が進藤を手招きした。
進藤はちょこんと頭を下げて、私を避け今日子の横に座ろうとしたら、今日子がすっと立った。


「私さ、彼氏と約束あるから今日はこれで。」


「「えっ?!」」

私も進藤も同じ声を出してた。


「あんたたちさ、ちゃんと話したほうがいいよ。
何があったかは聞かないけど、二人してあからさまに避けちゃって、私だってやりずらいったらありゃしない!じゃ!」


それだけ言って、店を出て行った。



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