あたしをア・イ・シ・テ





キーンコーンカーンコーン――


帰りのHRのチャイムが鳴って、みんなが教室から出ていく中、あたしは一人自分の席で本を読んでいた。


「あれ、どうしたの芽衣?放課後に読書なんて。帰らないの?」


スクールバッグに付けた飾りをカチャカチャと鳴らしながら有莉沙はあたしのところに来た。


「あぁ、ちょっと先生に呼ばれててさ、時間まで本読もうかと思って。先に帰っていいよ?」


「また?最近、芽衣よく呼び出されるね。じゃあ私は韓流ドラマ見なきゃだから帰るね、ばいばい」


「うん、気を付けてね~」


韓流ドラマって、有莉沙いつからそんなものにハマったの?

あたしは少し笑って、誰もいなくなった教室を見渡した。


そろそろいいかな。


あたしは昨日、選んだ男子6人をグループに招待して、こんなメッセージを送っていた。


『後輩女子に迫ってみない?』


と。


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