首切り魔女と騎士





「やっと今日ね。待ちに待った日よ?」


十五夜の夜、高いビルの上から街を見下ろしている女


長いさらさらとした黒髪、黒いブーツ、人とはどこか違うオーラ


魔女はクスクスと笑った


「お前も死ぬかもしれないんだよ?」


「わかってるって」


彼女は猫の頭を撫でた


「ロイは私の傍にいてね?」


「バカか。私はお前から離れるわけないだろ使猫なんだから」


魔女はクスっと笑い


「そうね。」っと言って姿を消した









< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop