淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~

Feelings[感情]



<相楽side>




みっちゃんと蒼が部屋から出ていった後、海と同じタイミングでお互いバッと、目を合わせる


あっ、ちなみにみっちゃんっつーのは澪ちゃんのこと

そして俺が命名


海にはありがちって言われたから、瀬織の''お''をとって「せみちゃん」にしようとしたら

それはもっとダメって言われたんだよな





「澪ちゃんと悠雅ってどういう関係なの!?」


「知らねぇーよ
それ以前に悠雅が女と居るって …俺は夢でも見てんのか?」



「……確かに…

悠雅が女を……悠雅の女…」


「何かあるのは確かだなー」


「うん。

でも様子からして澪ちゃんは悠雅のことあんまり知らなさそうだし…


悠雅でも澪ちゃんと仲良くなるのは難しいかもよ?」






面白いことになったねと海は楽しんでいる




「それは言えてるな…

プッ 悠雅でも近づけない女か

おもしれぇー!」



想像しただけで笑えてきた







でもそんなことはなかった

悠雅が今まで女に近づかなかった理由も澪ちゃんが男に興味がない理由も


全て一つに繋がっていた





それを俺たちが知るのはまだ少し先



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