愛す程、狂ってく
一、6才の俺

これが俺


母「はい!!さぁ行くわよ!!」



雪村冬斗と書かれた黄色いショルダーバッグを背負い、水色のスモックをきて年長カラーの青のラインのついた帽子を被り家を出て幼稚園を目指す…

少し睨みをきかせ母さんを見上げる。



母「もう〜。いい顔してるのに…目つき悪いと台無しよ!!」



悪かったな、クセなんだよ…

心の中で言う。



??「冬斗く〜ん!!」



聞き慣れた声が後ろからして振り返ると…


ギュッ…


夏希「おはよ!!今日も一緒に遊ぼうね!!」



俺の名前を呼びながら走ってきて振り向き様に抱き着いて来たのは梨野夏希。

親同士が仲が良いので俺達も仲がいい…みたいな感じ。



冬斗「おはよ…元気だね。」

夏希「冬斗君は元気無いの?」

冬斗「眠い…」

母「昨日お化け怖いって言って寝れなかったのよ」

夏希母「まぁ!!冬斗君可愛い!!」



母さんよ…口にガムテープ貼ってやろーか?
超粘着性のあるヤツ。

……夏希に笑われたじゃないか…



夏希「冬斗君怖いの見たの?私もね、怖いの見たらおトイレ一人でいけなくなるの。」



……なんで朝から恥かかなきゃいけないんだ?


そう思いながら幼稚園を目指す…
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