あの日のきみを今も憶えている
(
苑水真茅
/著)
レビュー
君に永遠を与えられたなら
生を失った少女
彼女を喪った少年
彼女と唯一繋がれる少女
彼らを支える少年
四人が過ごす一夏は彼等が抱えるには、余りにも切なくてだからこそ一際に輝かしい。
終わらない夏はないし、永遠の命もない。でも彼等はそれを永遠に変える術を見出すのです。
少しのエゴとそれを受け止める大きな優しさと、希望に満ちたお話です。若い世代にこそぜひとも読んでいただきたいです。
黒原紫音
15/09/06 18:13
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