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忘れないよ大切なきみを
死んだ女の子。彼女は親友。その子の彼、彼の親友くんと、わたし。
わたしはなんでもする。大好きなきみのためなら。
4人があの夏を過ごしたことは、永遠。

私が、彼女を永遠にする。
ああ、もうその言葉を聞いた時には、自分が知るこの世には居ない人達が思い浮かんで、確かに存在していた命のことを思い出さずにはいられませんでした。

別れはつらい。でも、前を向いて欲しい。美月の気持ちが痛々しくて、ページをめくる指が震えました。
この作者様の作品を読む時はいつも、終わってほしくない思いに駆られます。

丁寧な心理描写、芸術性すら感じさせる風景描写、題材は苦しくて悲しいのに、それだけで終わらせない力がありました。
言葉、文章、すべてが美しい。

感動しましたという言葉だけでは表せないものが心に残ります。
読んで良かった。とてもよい読書時間でした。
蒼山 螢
15/11/13 16:44

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