「素直じゃなくて、悪いかよ。」
「隣の席で、悪いかよ。」


「風ちゃーん!」



私は、風ちゃんに朝から抱きつこうとしていた。



しかし、



「何?暑い。」



綺麗に避けられる。



「話、聞いてくださーい!」



私は、昨日あった事を風ちゃんに全部話した。



「って事は、酒井君が、茉林お母さんに頼まれてないのに一緒に帰ろうって言ったのを茉林は、戸惑ってるって事?」



風ちゃんの言葉にうんうんと頷く。



「酒井君。分かりやすっ!茉林は、鈍感すぎ」



はいっ?風ちゃん何を?

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