死んでもずっと友達だよ
心の叫び
私はその日も夢を見た。




私は学校の教室で教科書を広げ読んでいた。




バスケ部の最後の大会が終われば、本格的な受験勉強が待っている。




そんなことを思いながら、私が目の前の教科書に集中していると、私の背後から低く、不気味な声がした。




「香澄は今日もお勉強。

香澄は私とは違うから……」




私は夏希のその声に、背筋がゾワゾワする悪寒を感じて、凍りついた。
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