死んでもずっと友達だよ
呪いの始まり
「オレは昨日、学校で夏希に会ったんだ」




浩太は私と和也の前で、怯えた様子でそう言った。




「血で赤く染まったセーラー服を着た夏希は、オレの顔を見つめて、笑ったんだ」




「浩太、本当かよ?

お前、夢でも見たんじゃないか?」




「夢なんかじゃないよ。

オレは昨日、体育館でシュート練習をしていて、その帰りに夏希に会ったんだ」




「私も血で赤く染まったセーラー服を着た夏希を見たわ」




私がそう言うと、和也と浩太は私に目を向けた。




「夏希は私の家の前に来たの。

そして私の家の玄関をじっと見つめていたわ」
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