どうしても‥‥君が好き
失う時

✽✽哲サイド

旅行から帰り、就職の準備やら
バタバタしていたとき
携帯に連絡があった。

前の彼女の従兄妹だ。
「なに?」と
「みかが、みかが、病院にいかないの
薬もずっと飲んでない。
このままじゃ、死んじゃう」
と、言われ
俺は、みかの家に行った。

『病院にいけ』
『帰って!』
の、繰り返しだ。

中々、桜子に連絡とれない日々。
みかのところに、いる罪悪感もある。

ただ、俺が言えば、
こいつは、言うことをきくと
思っていた。

英雄気どりだ。

毎日、みかの所に行く。

城から、何度も何度も、言われた。
「お前が、守る人は、一人だと
桜子ちゃんを泣かせるようなことをするな
失うことになるぞ。」と

でも、俺は、
桜子なら、わかってくれる
と、勝手に思っていた。

桜子が、みかの事をあんなに
気にしていたのを
忘れていたんだ。

桜子から、呼ばれて
久々に、あって
やはり、好きだなぁと、思っていると
『飽きたなら、
嫌いになったのなら
言って欲しい。』
と、言われた。

何を言われているのか
わからなかった。

でも、今の状況を言ってるんだと
思い。

みかは、病院にいかないと
死ぬかもしれないだ
と、思い
それを口走ってしまった。
だけど、それは桜子には
関係ないことだから
そう伝えた。

‥‥‥‥すると、桜子は、

わかった·····と、
関係ないのに口を出してごめんね····と。
自分の心配は要らないから
みかさんを大事にして······
さよなら·····と、言い走り去った。
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