目なし女の消えない呪い
新たな犠牲者
恐怖を振り払うためには、明るさが必要だ。




そんな持論を披露して、大輔は仲間を誘ってカラオケボックスにやってきた。




大輔と昌広の不良組は、早苗と志織の真面目な女の子を引き連れ、楽しい時間を過ごしていた。




高校三年生の四人は、年齢をごまかし、カクテルを頼んで、ちょっと大人な気分になっていた。




少しのアルコールが四人を陽気な気持ちにさせていた。




大輔は、早苗と志織の真面目な二人に笑いながら話しかけた。
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