目なし女の消えない呪い
希美はスマホから通知音が聞こえると、騒ぐのを止めて、スマホを見つめた。




希美は不気味に点滅しているスマホのLED通知を見て、得体の知れない不安を覚えた。




〈 このタイミングにいったい、誰なの? 〉




希美の鼓動が速度を早め、壊れたドラムのような音を立てる。




きっとそれは、不吉な通知だと知りながら、希美は震える手をスマホに伸ばした。




そして希美は、恐る恐るLINEを開いた。
< 62 / 279 >

この作品をシェア

pagetop