目なし女の消えない呪い
目なし女のメッセージ
次の日、美月が学校に来ると、教室内はグループLINE『目なし女の呪い』のことで持ちきりだった。




美月が窓際の一番後ろの席に座り、机に教科書をしまっていると、聞こうとしなくてもグループLINE『目なし女の呪い』の話題が聞こえてきた。




「やっぱり、お前にもグループLINEの招待が来ただろ」




「来たよ、『目なし女の呪い』だろ。

いったい、誰のイタズラなんだろう?

でもさ、オレはこんな気味の悪いグループLINEに参加するつもりなんてなかったのに、グループLINEに参加させられていたんだ」




「そうだろ。

オレもだよ。

勝手にグループLINEに参加させられていたんだ」




「それにさぁ、このグループLINEは退会することができないんだ。

オレは何度も退会しようとしたけど、できなかった」




「それって、やっぱりおかしいよな。

スマホが故障したわけでもないし。

オレたちって、本当に呪われたんじゃね?」




「ふざけんなよ、そんなわけねぇだろ。

呪いなんてアホくさい。

そんなこと、今どき、小学生でも信じねぇよ」




その話し声の後に、何人かの笑い声が聞こえてきて、その場は和んでいた。




〈 でも、『目なし女の呪い』って、いったいなんだろう? 〉




美月がそう思ったとき、美月は後ろから肩をポンと叩かれた。
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