僕を愛した罪
真終章

愛と星夜は密室で










☆愛side☆






「ふんふん~ふん~」





前園愛です!

桐生星夜ことセイくんが大好きな高校生!

ううん、大好きじゃないかな。

あたしはセイくんの、未来のお嫁さん。

大好きも愛しているも、そんな言葉じゃカバーできないぐらい、
あたしのセイくんへの愛は大きいの!





「にしても~何の~用事~かな~?」





自宅から歩きながら、
テキトーに考えた鼻歌に考えていることを乗せる。




それは、昨日の夜のこと。









あたしは昨日の夜、ピンクのパジャマに身を包み、ドライヤーで髪の毛を乾かしていた。

セイくんに、いつか撫でてもらう時、ザラザラの髪の毛じゃ嫌だから。

サラッサラの、女の子の髪の毛でいたいから。

毎日毎日、こうしてあたしは手入れをしているの!









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