「笹森さん、これ10部コピーお願い」



『はい、わかりました』



私はコピー機へ行く。




笹森真紀、27歳
都会でのOL勤めが嫌になり
田舎の工業地の派遣事務員をしてる


コピーとったり、資料つくったり
ファイリングしたり、お茶出したり
雑用的な仕事だけど
それなりに楽しい。



「笹森さん、コーヒーお願い」



『はーい』



仮設事務所の端っこに小さなキッチン
そこでコーヒーを淹れる



『他に飲む人いますかー?』


「真紀ちゃん、俺にも」
「はーい、飲む飲む」


そんな声が聞こえた
人数分のコーヒーを淹れる



『所長、置いときますよ』
『宮西さん、ここに置いときます』
『斎藤さん、どうぞ』


そして、自分の席に戻り
私もコーヒーを口にする



ふぅ……
あ、コピー忘れてた


コーヒーをまた一口飲み
またコピー機へと向かう



そんな毎日だ。

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