Hospital waste
ダストシュート
4階から、更に下のフロアへと下りる。

ここにもやはり、階段手前に鉄格子があった。

「電子ロックで制御されている病院だと聞いたんだがな」

シエラのヘアピンで施錠を解除するアレックス。

「確かに電子ロックもあるみたいだけど、一部の部屋だけみたいよ。手術室とか、重要施設だけみたい」

シエラの情報が確かならば有り難い事だ。

アレックスのピッキング技術も、電子ロックには通用しない。

この鉄格子が電子ロックならば、アレックス達はいまだに5階でまごまごしていた所だ。

そうこうしているうちに、施錠が解除される。

「行くぞ」

鉄格子を開け、アレックス達は階段を下りていった。

< 51 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop