恋する歌舞伎
そんな中、突如不穏な空気が流れる。

お光がいそいそと支度をしていると、自分と同い年くらいの、どこか垢抜けていて、不覚にも「美しい・・・」と呟いてしまうほどの美少女が「久松に会わせて」とやってきたのだ。

嫉妬むき出しのお光は、どうにかして侵入を阻止するが、謎の美女はお光のいない隙に、久松の膝にすがり、想いの丈を語り出す。

この娘、奉公先の油屋のお嬢様・お染(そめ)である。なんとお腹には久松との赤ちゃんがいると衝撃の告白も!


育ての親である久作にも申し訳が立たないし、奉公先にも顔向け出来ないと思い悩む久松。

「もしあなたと結婚出来ないならこの剃刀で死ぬ」と思い詰めるお染。

「君が死ぬなら僕も死ぬ」と、幼い二人は心中を決意する。


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