マエストロとマネージャーと恋と嫉妬と
2 君に、胸キュン。
第4楽章 「断頭台への行進」

最後に一瞬だけ、「恋人の旋律」が現れ、
指揮棒を振り下ろす。

(ズ)バン!!

ギロチンが落とされる。

『trés bien!(トレビアン)』
…じゃなかった『素晴らしい!』
日本語でいいんだった。ここは日本だ。



ベルリオーズ作曲 幻想交響曲 作品14


恋に悩んだ音楽家(ベルリオーズ本人と思われる)が、苦しみの余りアヘンを吸い自殺を図るが、死にきれず幻覚の夢の中で女性を殺してしまう


女性を殺した罪で、音楽家は断頭台へと送られる事に。


音楽家の死後、魔女や亡霊、怪物達の宴の席に
は、醜い姿になった女性が。
もはやかつての美しかった姿はそこにはなかった。


…という世界観を、聴く人に喚起させる様に作られた標題音楽だ。


兎に角イッちゃってる世界観だが、僕はこの曲が大好きだ。
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