吸血鬼少女の恋
第三章 迷いと決意
陽の頭は混乱していた。
「冷華が吸血鬼…?」
挙動不審な陽に、陽の親友でハーフである
リョン・ニーファ・凜が話しかけてきた。
「なんかあったか?陽?元気無いよ
辛かったら俺に言えっていつも言ってるだろ。」
その自然な質問に、陽は少しホッとして、
凜に尋ねてみた。
「なぁ、凜。もしお前の好きな奴が人間
じゃなくて、化け物だったらどうする?」
「えっ?何、どういうこと?」
突然の質問にうろたえる凜は、
まるで、迷子の猫みたいだった。

でも今は、そんなことを考えている場合じゃない。
「冷華・・・」
陽の頭の中は、吸血鬼の冷華と、
転校生の冷華、その二重人格の冷華のことでいっぱい
だった。
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